銀座での待ち合わせ時間より３０分ほど早く着いてしまったので、久しぶりに四丁目の交差点の近くの中古カメラ店に行ってみた。
時間が午後２時半頃だったので、店内には客は私ともう１人だけだった。
以前は客が大勢いたのだけど、それと比べると寂しい光景だった。
がらーんとした店内には、ライカ、ハッセルブラッド、ローライ、ニコンSP、F、など往年の名機が並んでいるのだけど、何かがちがうのだ。
私はこのカメラ屋には何百回来た事だろうか、本当に欲しいと思ったカメラが何台も有って、恨めしそうにただ見ていた事が何回も有ったし、もちろん買った事も有った。 
しかし今回は欲しいとは思わなかった。
時代の流れなんだろうなーとと思いながらも、何か物寂しい気持ちになってしまった。
店内に所狭しと陳列されているカメラは皆フイルムを使うカメラなのだ。
私は現在ほとんどの撮影はデジタルカメラを使っているので、フイルムカメラは必要がないのだ。
私のようにカメラを道具として使う人には縁が無くなって行くであろうこのフイルムカメラもクラシックカメラ収集家やマニアにはまだまだ宝の山だろうな と思いながら少し複雑な気持ちでガラスケースの中の私が過去に使用したのと同機種のカメラ達を見ていた。

Photo 沢池優佳


 

「HA KA RA ME」、「はからめ」、「葉から芽」 
これは植物の名前です。
去年の１０月頃、私の友人が奄美大島の熱帯植物だけど、面白いから育ててみてと言ってプレゼントしてくれた植物の名前です。
成長が早いのかわかりませんが、約１年弱でもらったときには２０cmくらいのものがいまでは１mを越しています。冬場は室内の窓辺に置いておき、４月頃から外に出しておきました。
何が不思議かって言うと、落ちた葉っぱを水に浸しておいたり、少し土に埋めて置いたりすると、葉っぱから直接小さな芽が出て来る事です。
こんな植物見た事無いので、不思議でしょうがありません。
私は今、あちこちに「はからめ」の子供を増やしています。
来年の今頃にはどうなることでしょうね！！

Photo 沢池優佳

 

 

 

猫も十猫十色で、餌の食べ方の遅いのや、がつがつ食べてあっという間に終わってしまって、他の子の餌まで食べてしまう奴、決った食事の時間に起きてこない奴など色々います。
いっぱいいる我が家の猫の中に１匹だけ困った子がいます。
前にも書きました「あんこ」です、他の子と一緒には食べません。
1回の食事は皆同じものを上げるのですが、「あんこ」だけは別に特別の缶ズメをあげなければなりません。
お気に入りのものが有って、それ以外は絶対に食べないのです。
そして食べるのがとても遅いのです、食べ方がへたと言うか、猫本来の食べ方を知らないのではないかと思っちゃうほどです。
口をあいて食べ物をくわえるという事を知らないのです。
舌でペロペロなめて、舌と上唇で餌を挟んで少しずつ食べているので、とてつもなく時間がかかるのです。
しかも少し食べては休憩して、暫くしてからまたその繰り返しで、何回も時間をかけてようやく小さな特製の器の餌が無くなるのです。
ですので目を離していると他の食い意地のはった大勢の猫達にすぐ食べられちゃうのです。
「あんこ」は今年で２歳過ぎたのですが他の猫より小さくて、頭が大きく見えてまるで子猫のようです。
まー可愛いっちゃ可愛いんですが手がかかり困ったものです。

Photo 沢池優佳




 

ちょっと休憩しようと思い、家の外に出てみた。ハイビスカスが最近ようやく毎日花が咲く様になった。うちのハイビスカスは毎年今頃の季節にならないと咲かないのだ。
どうしてなのか不思議だ。夏の暑い時期には咲かないのだからかわっている。
ハイビスカスで思い出して、隣の「アロ〜ハ〜女」はその後どうしているのだろうかと思い、彼女の部屋のベランダに目をやって驚いた。
ベランダが綺麗にかたずけられているのだ、そして窓に貼ってあった模様の付いた紙や、カーテン代わりのカラフルな布が無い！
引っ越してしまったのだろう、いや、追い出されてしまったのかもしれない。
ほんの短い間だったけど、嵐の様に大騒ぎして去って行ってしまった不思議なお騒がせ女だったけど、どこか憎めないところが有った。
きっと今日もどこかで、ハイビスカスの造花を髪に飾って「アロ〜ハ〜」と言っているのかなー。

Photo 沢池優佳



 

最高の秋晴れで、表参道ではパレードが有ったそうです、つい先ほどニュースで知りました。
直ぐそばにいたのに、外に一歩も出なかったのでそんな事があったのも知りませんでした。
私は一日中パソコン相手に写真の整理と、文章作成で終わってしまいました。
毎年９月、１０月になると、代々木公園の向かい側にあるNHK側の広場で色々な秋の味覚など満載の郷土色豊かな催しが開かれるけど、５連休だから間違いなく何かが行われているはずだ。
行ってみたい気がするのだが、どうしよう？目が覚めたら考えてみようかな？

Photo 沢池優佳